人間というのは弱い生き物で分かっていても出来ないことと言うのがあります。
個人的にではありますが、それがマーケットでは顕著に現れるのではないかと思っています。

正直なところ、価格の上下を常に気にしていても
全く意味が無いように思っていたりもします。
価格の上下を見ていれば
思う方向に動いてくれるのならば
喜んで眺めていますが
思う方向に動くこともあれば動かないこともあるのが相場。

一定の時間や期間で
チャートの形を確認した方が
良いのではないでしょうか？

価格を見ることを否定するわけではありません。
価格を眺めていることで獲れると言うことならば
その方が良いわけですから。

ただ、眺めているだけですと
不必要な売り買いをさせられる可能性が多くなってしまいませんか？
不必要な売り買いをさせられれば
それがイライラの原因となり
平常心でマーケットを見られなくなります。

ここまで述べてきた移動平均線。
この上と下ということだけを一つの目安としていても
それらが防げてきます。

下にいるときにはどんな値動きをしようとも弱いと判断し
上にいるときにはたとえ急落しても強いと判断する。
こんなことだけを決めておくだけでも
不必要な売り買いをなくすことは可能のになってくるのでしょう。

ただ、これらのことが簡単に出来ないのが人間です。
1円でも利益は多く出したいし、
損は1円だってしたくないのが人間ですから。

この1円でも利益を多く出したい！
1円でも損はしたくない！
と、いう気持ちが勝ってくると
あまりよい結果は生まれてきません。
このような気持ちと利益は反比例となるのでしょうから。