移動平均線についてここまで何度か記してきましたが、
移動平均線が万能だということではありません。

保合いのときなどは、やられてしまいますし
そのような状態になってしまうと
「移動平均線なんて使えない……」という事になりますが、
保合いに入ったときと言うのは
チャートの形を見ていると確認できますよね。

ここまで移動平均線という事にスポットライトを当てていましたが
一番大切なモノは基本であるチャート・ローソク足なんだと思っています。

チャートの形が上昇のときには
移動平均線は右肩上がりになります。
そして、チャートが下落している時には
移動平均線だって右肩下がりの下落の状態になります。
当たり前ですが、これって非常に大切だと思いませんか？

いろいろなチャート分析方法がありますが
難しくなればなるほど
チャートの形からは乖離してしまいます。
流れに逆らうようなことを選択させられてしまう分析方法も存在します。

良いとか、悪いとかそんなことではなく、
難しい分析方法を取得するのは簡単ではないと言うことです。

それなのに、難しいチャート分析方法を取得することが
利益を得るための最短経路だと思い込んでしまうのが人なのでしょう。
そんなモノを取得する時間があれば
もっと基本であるチャートを眺めていたほうが
合理的だというのに……

ステップは段階的に踏んで行くから取得できるのであって
一段飛ばしで取得しているつもりでも
一段飛ばしでは一段飛ばしでしか取得はできないもの。
プールで泳ぐのに準備運動をしないで飛び込んで
心臓に負担を掛けるのならば
準備運動というステップを飛ばさない方が無難。

難しいチャート分析を取得しようとしても
簡単に取得など出来ないのですから
時間を掛けるだけ無駄ではないでしょうか？

基本的なことが「実践」出来るようになってからの方が
取得することが簡単なように思うのですが……

理解することと実践できることとは違います。
我々は評論家ではなくプレイヤーなのですから。

もちろん、結果が出ているのならば無駄ではないのでしょうけれどもね。